評価 ★★★★☆
一言で喩えると『くせになる極上のスリル逃亡劇』
1993 "The Fugitive"
くせになるスリル
どういうわけか、何年かおきに「逃亡者」が見たくなる時がやって来る。
そして、何度みてもやっぱり必ず面白い。たぶん今回は3年ぶり5回目くらいの視聴になると思うんだけど、機転の連続でピンチをくぐりぬけ続けるスリリングすぎる展開で、今回も最後までハラハラさせられた。
妻殺しの疑いをかけれれ、冤罪で死刑判決を受けた主人公(ハリソン・フォード)が偶然の事故で脱出し、警察に追い掛け回されながらも真犯人を追う。という単純な筋書きながら、ストーリーよし、アクションよし、エンターテイメントはこうあるべき! というお手本のような映画として仕上がっている。
トミー・リー・ジョーンズの渋い演技。奇妙な友情。
みどころは「逃亡者」となった主人公を執拗に追いかけ回す、刑事役のトミー・リー・ジョーンズ! 熟練の刑事の渋い雰囲気がぴったり。当初は主人公が有罪だろうが無罪だろうが、自分は職務に忠実に逃亡犯を追いかけ回すのみ! というサラリーマンなスタンスだったが、追いかけ回すうちに主人公との間に不思議な友情が芽生えはじめる。(トムとジェリーの関係みたいな感じ) とくにラストの2人のかけあいはもう渋くて最高。
いま調べてみて気づいたんだけど、この刑事役のスピンオフで、トミー・リー・ジョーンズ主演の「追跡者」(1998)という映画もあるらしい。今後そっちも見てみよう。
この映画の元のなったのは60年代の同名のテレビドラマシリーズ。全120話の長編ドラマを一本の映画にまとめただけあって、そっちのファンだった親父曰く『映画版は展開が駆け足すぎる!』ということらしい。自分はスッキリまとまっているのでぜんぜん気にならなかったけど。
この映画の元のなったのは60年代の同名のテレビドラマシリーズ。全120話の長編ドラマを一本の映画にまとめただけあって、そっちのファンだった親父曰く『映画版は展開が駆け足すぎる!』ということらしい。自分はスッキリまとまっているのでぜんぜん気にならなかったけど。
監督はアンドリュー・デイヴィス。緊張感のあるアクション映画を得意とする監督らしい。他の代表作はスティーヴン・セガールの沈黙シリーズ第一作「沈黙の戦艦」など。「沈黙の戦艦」でもトミー・リー・ジョーンズが敵役で出てたけど、そっちでも残忍さと人情味を合わせ持つ渋いキャラクターを演じていたのが印象に残っている。
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